2018年度 検査と健康展 レポート

広報部 土橋沙織

 平成30年11月10日(土)、「検査と健康展」が廿日市のゆめタウンで行われました。 このイベントは、生活習慣病の早期発見、定期的な健康診断の重要性を啓発するとともに、臨床検査についての理解を深めていただくことを目的としています。

 午前11時から開始され、会場には早々と受検者の方々が検査の順番を待たれていました。 今回の検査項目は、血管年齢(CAVI検査)、血管機能(HemoSurveU)、肺年齢(肺機能検査)、骨年齢(骨密度測定)、糖尿病検査(簡易血糖検査)、認知症スクリーニング(物忘れ相談プログラム)、無料健康相談、更に今年は広島にも大きな災害をもたらした、西日本豪雨被害による長期避難所生活で問題となった深部静脈血栓症DVTスクリーニング検査も行われました。

 会場のそれぞれの検査を周ってみると、「健康には気を付けて生活しているつもりなのに、血管年齢がこんなに高いなんて…」と驚かれている方、「病院にはかかっているが気になることが多く、この機会にいろいろ質問してみたい」と、医師による健康相談コーナーに向かわれる方もいらっしゃいました。

 さらにお子様向けコーナーでは、寒天の中に小銭や果物を入れ、超音波で当てるというコーナーも開催されました。実際の画像を見て、お子様もとてもビックリした表情でプローブを握りしめており、お子様のご家族の方々も、「こういう風に見えてるんですね!白黒で病気が分かるなんてすごい!」と言っていただきました。また、顕微鏡体験コーナーでは初めて使う顕微鏡に「何もみえない!」と眼幅値を合わせるのに一生懸命のお子様も見受けられとても賑やかなコーナーとなりました。

 今回、ボランティア数 臨床検査技師 58名、医師 2名、メーカーの方々、多くのボランティアの方々と合同で検査と健康展を行わせていただきました。詳細な件数は、血管年齢(CAVI検査) 188件、血管機能(HemoSurveU)85件、肺年齢(肺機能検査)137件、骨年齢(骨密度測定)181件、糖尿病検査(簡易血糖検査)153件、認知症スクリーニング(物忘れ相談プログラム)56件、無料健康相談 37件、顕微鏡体験コーナー 60件、超音波体験コーナー 43件、DVT検診体験コーナー 25件、アンケート配布数 218件、という結果になりました。

 全体を通し、1番件数が多かった検査は血管年齢(CAVI検査)の検査で188人もの受検者の方々が検査を受けに来られました。中には全ての検査を受けられた方もおられました。これを機に臨床検査技師という職業や、臨床検査についての知識、健康について考える時間がもてたのではないかと思います。 ご協力いただきましたスタッフの皆様、関係各位の方々に心よりお礼申し上げます。