全国『検査と健康展』2019 in 広島 レポート

 令和元年11月09日(土)、「検査と健康展」が、廿日市市のゆめタウンで行われました。

 このイベントは、生活習慣病の早期発見、定期的な健康診断の重要性を啓発するとともに、臨床検査の正しい知識と普及、臨床検査技師を広く紹介することを目的とし、年1回開催されています。

 今回は、血管年齢(CAVI検査)、肺機能検査、骨密度検査、簡易血糖測定、経皮的貧血検査、物忘れ相談プログラム(認知症スクリーニング検査)、DVT(下肢静脈血栓)検査の7つの検査が行われたくさんの方に受検していただきました。

参加されている方の中には、検査を受けられて「食事に気をつけているつもりなのに、血管年齢が悪いなんて思わなかった」と驚かれている方や、「無料のイベントなのでもっと簡易的なことをするのかと思っていたけれど、ここまでしっかりとした検査をしてくださるなんて思わなかった」、「毎年やっているのなら是非来年も参加したい」と言ってくださる方もいらっしゃり、このイベントの重要性を感じられました。

 子供向けに行われた検査体験コーナーでは、エコー検査体験、顕微鏡検査体験の2つが行われました。エコー検査で一生懸命に画像を出そうとしている姿や、椅子の上に立って興味津々に顕微鏡をのぞいている姿はとてもかわいらしく、これを機に検査に興味をもってくれるとうれしいです。

 今回の検査と健康展は、臨床検査技師、医師、その他メーカーの方々や多くのボランティアの方々の協力のもと行われました。今年は例年よりも受験者数は少なめではありましたが、待ち時間が短くその分全ての検査を受検される方、医師による健康相談コーナーでしっかりと今回の検査結果や日々の悩みを相談されている方が多くみられました。

 「検査と健康展」のイベントを通して、臨床検査技師について知っていただき、定期的な健康診断や臨床検査の正しい知識の重要性を考えていただく時間となればうれしいです。

また、わたしたちも他病院の臨床検査技師の方と交流が持て、いろいろな情報交換やコミュニケーションをとることができ、充実した一日を過ごすことができました。

 ぜひ、来年はボランティアとして参加されてみてはいかがでしょうか。

 今回参加してくださったスタッフの皆様、関係各位の皆様にお礼申し上げます。

広報部 鍵原