【報告】2023年度東部地区新入会員オリエンテーション

9月9日(土)に福山会議室にて東部地区新入会員オリエンテーションが行われました。 

参加人数53人、うち新入会員は23人でした。 

宮地東部地区理事の開会の挨拶の後、広島県臨床検査技師会米田会長から日本臨床検査技師会と広島県臨床検査技師会の紹介をしていただきました。その中で技師会は仲間を作るために利用する会で、人と人とのつながりを大切にして欲しいと伝えて頂きました。また、人は社会的な動物で「人にポジティブな影響を与えられると喜びを感じる」と言われたことは私にとって、とても印象深い言葉でした。 

学術部長の河野さんからは生涯教育研修制度ガイドラインについての説明や目的をお話しして頂きました。検査技師の業務の多様化、知識・技能の質的向上が社会的に求められる中、OJT(On the Job Training:仕事からの経験)だけでなく、実際に経験できない症例や事象について研修会などを利用して習得欲しいとお話しがありました。また、記憶の定着に必要な3つのポイントも教えて頂きました。1つ目は苦手なものほど早く復習すること(2-3日後くらいが良い)、2つ目はストーリーをつけて覚えること、3つ目は覚えたことをアウトプットすること、でした。最後に「みんなでやると頑張れるので、仲間と一緒に成長しましょう」とお言葉を頂きました。 

その後先輩からのアドバイスでは2名の先輩技師からお話を伺いました。福山医療センターの貞廣一圭技師は自分の選択肢を広げるために希望部署でなくても頑張ってやること、ストレス解消にたまにはガス抜きをすること、勉強会・セミナーに参加して知識を蓄えること、新人のうちの方が聞きやすいので報・連・相を徹底すること、負の循環にはまらないように睡眠時間をしっかりとるようにと、新人さんにとって一番大切な基本を伝えていただきました。

公立みつぎ総合病院の岡田海斗技師からは自身の部署異動があり多職種とのかかわりが増えた経験をお話しして下さいました。また、独り立ちの際に役立つ、メモをとることの大切さ、特に普段自分が担当しない部署の場合には解らないことを自分なりに消化して書いたマニュアルに非常に助けられると話され、今から当直業務に入る新人さんにとって、とてもいいアドバイスになったと感じました。 

新入会員の自己紹介では施設名、配属部署、何か一言を基本に一人ずつ発言してもらいました。「早く一人前になりたい」と言われる新人さんが多く自立心の高さを感じました。これからまだまだいろんな事を経験することになるので、焦らずきっちり基本を身につけて欲しいなと感じました。宮地東部地区理事により閉会の挨拶が行われたあと新入会員と役員とで集合写真を撮りました。 

皆さん、いい顔で写れたでしょうか? 

 

その後4年ぶりとなる懇親会は天満屋の屋上ビアガーデンのデパそらで行われ、71人(そのうち新入会員21人)が参加して大変盛り上がりました。コロナの影響で開催出来ていなかったこともあり、各施設若手技師を連れて上司が各施設の方に紹介して回る光景が見られ、上司から若手技師への愛と期待を感じました。また、先輩技師同士においても意見交換の場として横のつながりをより深められた会となったのは間違いありません。 

今後行われる研修会や学会でもさらに技師会の輪を広げていきたいですね! 

(広報部 青山 奈央子)