第21回 東広島健康福祉祭り(令和元年度)レポート

2019年11月3日(日)、東広島市総合福祉センターにて第21回東広島健康福祉まつりが行われました。 今年のテーマは「さりげない優しさでつつまれる街 東広島」。

この健康福祉まつりは、東広島地区の各ボランティア団体、医療機関、企業、大学と地域住民の交流を目的として、東広島市社会福祉協議会主催にて毎年行われています。

 屋内は健康に関わる体験や相談ができる健康ゾーン、手話や音訳などが体験できる福祉体験ゾーン、陶芸体験や福祉用具の展示などを行っている活動紹介ゾーンがあり、屋外のステージではダンス発表や楽器演奏などが行われ、飲食ブースでは酒まんじゅうなどが売られていました。

 健康ゾーンでは、医師会による脳年齢・眼圧・血糖測定や健康相談、看護協会による乳がんモデル触診体験、薬剤師会による骨密度・体組成測定、歯科衛生士会によるフッ素塗布体験など、様々な医療団体が出展し、参加者はチェックシートを片手に各ブースを回っていました。

広臨技東広島地区からは9名が参加し、肺機能測定(肺年齢測定)を行いました。肺機能測定をした後に、医師による結果説明を受けられるシステムで、多くの方が参加されていました。

 呼吸機能検査は病院でないと体験する機会があまりなく、参加者が主体となって検査に取り組まないといけないため、去年も体験された方でも難しかったようです。スタッフの技師は「普段、業務で呼吸機能検査を行っていますが、検査に慣れていない方が多いので検査前の説明を特に気を付けました。」とコメントしていただきました。今回、お話を聞くことができた参加者は、16年前から毎年健康福祉まつりを楽しみに来られているそうで、「去年も肺年齢測定を受けて結果がとても良かったのに、今年は風邪をひいてしまって結果が良くなくて残念。リベンジしに来年もまた測定したい。熟年大学に通っていて、ヨガやロコモ体操、絵手紙、カープなど色々な趣味を持って楽しむことが私の健康の秘訣。臨床検査技師という仕事があるんですね。」と話していただきました。

 今回の活動が、地域住民の健康づくりの手助けになったとともに、臨床検査技師のことを知ってもらえる良い機会になったと思います。

東広島医療センター 山根佳純