70周年記念式典

令和 3 年 9 月 4 日(土)に広島臨床検査技師会創立 70 周年記念式典がホテルグランヴィア広島にて行われました。今回の式典は web 配信が行われるため、式典開始前から web 配信の準備を入念に行い、開始数分前には通信トラブルが起きましたが、無事に定刻に開始することが出来ました。

記念講演会ではまず、谷口薫先生から広臨技のあゆみについて、広臨技の誕生から現在に至るまでの歴史を、ご自身の歴史を交えながらお話して頂きました。

初めは 18 人という少ない会員数で広島市衛生技術委員会が創立され、70年という長い時間をかけて広臨技は成長してきたことを知り、若い世代がしっかりと引き継いで、より、成長させていかなければならないと思いました。
宮島会長からはこれからの臨床検査技師の働き方についての講演を行って頂きました。

新型コロナウイルスの流行により、臨床検査技師の仕事内容に変化が起こりました。検体採取や PCR、ワクチン接種など業務が拡大しました。

臨床検査技師は世間的には医者の補助だと思われていますが、行っている業務一つ一つは医療行為であり、今後も社会の状況に応じて変化(進化)していくよう志し、変化していく姿勢を受け入れなければならないとおっしゃっていました。

また、将来的には AI に取って代られると言われている臨床検査技師の仕事ですが、自分たちが進化し、その進化を受け入れていくことで未来は明るいものになるとも仰っていました。

今後、広臨技が取り組みたい事として、組織の団結、時代にあった仕事の獲得、会員の要望にそった勉強会や交流会の開催の 3 つを挙げられていました。

「一人では限界があることも、みんなで取り組むことで達成することが出来る」と宮島会長は仰っていました。

日々の業務に追われ、毎日の仕事をこなすことで精一杯ですが、臨床検査技師の未来を考え、行動していかなければならないと感じました。

記念講演会終了後は米田委員長により、開式の辞が行われました。

その後、代読、WEB でのご参加になりましたが、衆議院議員の岸田文雄議員や、畦元将吾議員から祝辞を頂きました。また、多くの方から祝辞を頂きました。コロナ禍の中、現地参加をしていただいた皆様からも多くの祝辞を頂きました。

また、表彰式では WEB での表彰となった方もおられ、表彰状を直接受け取ることのできない状況を悲しくも感じました。

最後に、新型コロナウイルスによって現地参加は少数となってしまった 70 周年記念式典ですが、多くの方に WEB でのご参加を頂きました。感謝申し上げます。また、当日早い時間から準備を行ってくださった実行委員の皆様にも感謝申し上げます。

80 周年、90 周年、そして 100 周年を目指して、今後も広臨技のみなさんで協力して、新型コロナウイルスに負けず、頑張っていけたらと改めて思うことができた式典でした。

(広報部 髙口貴帆)