令和 2 年 1 月 19 日(日)、広島赤十字・原爆病院
にて「第 2 回広島県ニューリーダー育成研修会」を
開催しました。
県内の各施設より52名の参加がありました。
日臨技では組織強化・活性化の事業として「地域ニ
ューリーダー育成研修会」を平成 26 年から令和元年
まで6回、毎年開催(各都道府県より 1 名の参加)
し、その参加者が中心となり、日臨技要請の下、「都
道府県ニューリーダー育成研修会」が平成 29 年より
各都道府県で開催が始まり、広島県は平成31年に
伝達講習方式で第1回を開催し、第2回となる今回
は、グループワークを取り入れて、1日単位の研修
会を企画し開催しました。
今回の研修内容は、広臨技森田会長による「医療
情勢と今後の広臨技の方向性について」の講演、日
臨技横地副会長による「次世代リーダーに求める資
質~タスクシフト/シェアリング・その先に!!」と
題して、少子高齢化を迎え、人口および社会、医療
情勢が大きく変わっていく中で臨床検査技師の果た
す役割、10年後、20年後の臨床検査技師のあり
方を学びました。
講義の中でチーム医療として、検査室の外に出て
前向きに、病棟や在宅業務における業務拡大の必要
性、「検査技術」のみならず検査前の説明から検査結
果報告後までデータの精度保証だけでなく、「検査行
為」に責任を持つという考え方、臨床検査技師であ
る前に患者のために何をすべきか、医療人としての
初心を忘れないこと、という言葉が印象に残りまし
た。
参加者の皆さんが取り組んだテーマとしては「人
材育成」が多く、どの施設も、現在の業務に加えて、
これからニーズが増えてくる病棟業務や検体採取に
向けて、業務の効率化や人員確保に努めていきたい
姿勢がみられました。今回の研修がその一助になれ
ば幸いです。
最後になりますが、このような人材育成研修会は
継続して開催されます。来年度からも日臨技主催の
ニューリーダー研修会が行われ、広臨技も連携し、
臨床検査技師の人材育成に繋げていきたいと考えて
います。
今回参加された方や、新たに人材育成や業務改善
について興味を持たれた方、次年度のニューリーダ
ー研修会へ多くの会員の参加をお待ちしております。
済生会呉病院 河野 雄一