【報告】令和5年度新人会員オリエンテーション

令和5年度新人会員オリエンテーション(東部地区以外)が9月2日に広島市民病院10階講堂で行われました。新型コロナ感染症が5類に分類されてから初の開催となり、懇親会も開催されました。 

小松組織調査副部長の挨拶後、米田会長から「日本臨床検査技師会・広島県臨床検査技師会の紹介」が行われました。技師会は職能団体であると同時に学術団体でもあることを説明され、新人会員の皆さんには技師会を利用し、多くのことを経験して、自分に価値を付けていってほしいと話されていました。 

次に河野学術部長から「日臨技生涯教育研修制度ガイドラインの説明」が行われました。 

成人における学習に影響を与える要素として、7割は経験、2割は助言、そして1割は研修や書籍であり、すべての要素が相互に作用することで、成長へとつながる。職場ではできない経験を生涯教育研修やeラーニングを活用し学習してほしいと話されていました。 

新人さんへのアドバイスでは厚生連広島総合病院の小原健吾技師と県立広島病院の金井勝太技師からお話がありました。小原技師からは先輩とコミュニケーションをとる際に意識していたこと、金井技師からは新人の頃の苦労や過去のインシデントなど実体験をお話しいただきました。年齢の近い先輩からの実体験の話は新人さんにとって身近に感じることできたのではないかと思います。 

最後に森田前会長から「タスクシフト/シェアって何?・・・そして新人さんに期待するもの」についてお話いただきました。  

タスクシフト/タスクシフトシェアについて講習内容などの詳しい解説を話され、新人さんに期待することについては、OJT(On-the-job training)職場で実践から学ぶ、コミュニケーション力を身に着ける、短期の具体的な目標設定をして達成してほしいと話されていました。 

今回の新人会員オリエンテーションで学んだ内容は、新人の頃だけでなく、生涯を通して役立つ話だったと思います。臨床検査技師の仕事内容はルーチンワークではありますが、常に学ぼうとする姿勢を忘れず、仲間と日々成長していきましょう! 

(広報部 上村貴帆)