【報告②】第 40 回 広島県医学検査学会

記念すべき第 40 回広島県医学検査学会が三次グランドホテルにて開催されました。
「集まれ!広臨技」では、タスクシフト/シェアに取り組まれたご施設から報告を頂きました。医師や看護師の業務負担を軽減するだけでなく、患者への結果説明まで要する時間が短縮されたり、ヒューマンエラーのリスク軽減ができたり、といったメリットもあるとご教示いただきました。また、タスクシフト実技講習修了人数は、広島県は全国 8 位とのことで、広臨技会員の皆様の意欲的な姿勢が表れているようです。
一般演題では、珍しい症例報告や新人教育報告、コロナ禍に関連した演題が多数報告されました。
なかでも、優秀演題賞を受賞された「臨床検査技師による SARS-CoV-2 検体採取の取り組み」につい
ての演題では、検査技師が日勤帯でも夜勤帯でも検体採取をされているとの報告で、会場内からは称
賛の声が上がっていました。
学会発表者からは、Web で配信されている画面が見れたらよかった、事前演習が設けられていればよりスムーズに発表できたのでは、という声をいただきました。Web 配信の学会は、参加側にとって時間や場所を問わず気軽に見ることができますが、発表側の苦労を知ることができました。また、学会参加者からは、発表者やスタッフなどがフレッシュなメンバーだったという声をいただきました。
コロナ禍で地区研修会などの行事が縮小されたこともあり、久しぶりの対面の場となれたようです。
マスク着用の規制が緩和され、時代がまた変わっていきますが、地域医療に貢献できるように、まずは自己研鑽に励まねばと気を引き締める機会となりました。

(広報部 児玉)